鬼滅の刃が終わった今、再びダークな世界感に酔いしれる「屍鬼」
こんにちは!
今回は土葬の習慣のある村で起きた「起き上がり」の現象
「屍鬼(しき)」を語って行きたいと思います!!
20年以上前の作品ですね!1998年の小説です!!
死んだはずの人間が、人を襲い吸血する。不審な死が相次ぐ「外場村」では何が起こっているのでしょうか?
多少ネタバレが含まれます
屍鬼の世界
外界からほぼ遮断された村で「外場村」と言う村が舞台となっています
この村では人が貧血の症状から、2~3日で急に死に至る現象が相次いでしまいます
村の医者である尾崎 敏夫はこの現象を解明すべく奔走しますがなかなか原因が特定できません
事件はこの村にやってきた「桐敷家」が「屍鬼」であり、村の人を襲い吸血をしていたことが原因でした
人は死ぬとかなり低確率で死んでから2~3日で「屍鬼」となりますが、「屍鬼」に吸血されて死んだ場合は「屍鬼」になりやすいみたいです
火葬がほぼの日本では「屍鬼」になることなんてまず無いです。しかし「外場村」では土葬の習慣が残っていたため「屍鬼」に吸血された人がそこそこの人数「屍鬼」になってしまいました
一時村は完全に「屍鬼」にハメられてしまい、もう壊滅寸前までになってしまいますが、そこから村人達が立ち上がります!!最後に勝つのは一体誰でしょうか?
屍鬼について(上位互換の人狼も)
「屍鬼」は人が完全に死んでから数日で起き上がった存在で、血液のみで生きています。臓器は完全に機能停止していて呼吸も必要ありません。身体能力も向上しています
さらに体が傷ついても簡単に治ってしまいます。
倒すには心臓に杭を刺して多量出血を起こさせるか、脳を潰すか、血液に酸素を送るための皮膚呼吸を止めるために溺死させるくらいです
また、襲った相手を操れる能力を持っているので証拠隠滅も容易です
しかし、弱点も存在します。太陽光と十字のもの、神社や教会などが苦手です。また日中は強制的に寝てしまいます
外で寝てしまうと終わりです
「屍鬼」の中には上位互換である「人狼」が生れることがあります。「人狼」は人が死ぬ寸前で息を吹き返した存在で、完全に死んでからなる「屍鬼」とは違います
「屍鬼」に出来て「人狼」に出来ないことはありません。逆に「人狼」は日光を克服していて日中強制敵に寝る必要がありません。身体能力も「屍鬼」より強靱で強いです
また人を襲わなくても普通の食事で生きていけます
人間の完全上位互換とも言えますね
「屍鬼」は「人狼」のなり損ないとも言われていて、それ故に苦しみます。「人狼」は作中2人しか出てきません
「屍鬼」は人間の血を飲まないと死んでしまう為、どうしても人間を襲わなくてはなりません。しかし「屍鬼」になっても人格はそのままなので人を襲うことを本当はしたくありません
なので「屍鬼」は心の中で「仕方が無いじゃないか!!」と折り合いを付けるしかありません。心の中では神に救いを求めている事もしばしば…
「屍鬼」に襲われてしまった村は「屍鬼」を殲滅しようとしますが、「屍鬼」も苦しい思いをしているんですよね
最後はどうなるんでしょうね~
今回はこの辺で!
ではでは!!