久しぶりに浸りたい「有頂天家族」の世界

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こんにちは!!

今回は「有頂天家族」を語って行きたいと思います!!

 

不思議な雰囲気と痛快な展開!

 

言葉回しが独特で小気味良いんです!

 

面白いことは良きことなり!!

 

 

有頂天家族とは

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現代の京都を舞台で、「狸」が主人公の作品です!

 

「阿呆の血のしからしむるところ」と言って狸が命を燃やして楽しく生きる為に使う言葉が好きです!

 

阿呆なことをしてどんちゃんする事も、真剣に阿呆な事をすることも全て狸の阿呆な血のせいであると

 

本当に真剣に阿呆な事をきっちりとする姿はもはやかっこいいです!!

 

主人公「下鴨 矢三郎(しもがもやさぶろう)」は偉大な大狸を父に持つ4人兄弟の3男で、一番「阿呆」の血を濃く受け継いでいます

 

長男はしっかり者で、次男はカエルに化けて戻れなくなり、4男は純粋さを受け継いでいます

 

京都には他にも「天狗」や、権威ある人間の集まりである「金曜クラブ」などがありそれぞれが狸と接点を持っており、それぞれが織りなす物語がまた面白いです

 

「天狗」は基本的に狸の上であり、こき使うことが多いですが、位の高い天狗はなんだかんだ狸にも敬意を払っており、優しいです

 

また「金曜クラブ」は年に1度「狸鍋」を食べる習わしがあり、主人公の父親は前回の鍋になりました

 

「金曜クラブ」の新人で一番人間離れしている内の1人である「弁天」と呼ばれる美女は、普通の人間であるのにもかかわらず、空を飛べたり、銃弾を素手ではじき返すなど超人的な人物です

 

この「弁天」は主人公の事をとても気に入っていて、「食べてしまいたいくらい好き」と言っています。実際「面白いことをして、つまらなかったら鍋にするわよ」とも言っています

 

かなり自由で飽きやすい性格をしていますが、たまに井戸に行っては月を眺めて1人泣いている謎多き美女です

 

それぞれの生き様

 

この物語は

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「この世の生き方」を見せてくれる作品では無いかと思います

 

主人公の偉大な父は狸鍋にされそうになっても微動だにせず、「一匹の狸としての役目は全うしたんだ、残された日々は天恵である、つまり儲けものである」と言いこれから食われるというのに凛としていました!!

 

「面白いことは良きことなり!!」これは主人公の口癖です。偉大な父上から授かったものでもあります。阿呆の血が騒ぎ面白きことをする時は大抵世間に波風を立て、大事にして皆で楽しみます!!

 

そして大声で「面白いことは良きことなり!!」と叫びましょう!!

 

人生が楽しくなるかも知れませんね笑

 

ちょっと長くなりますがこんなものもあります

サヨナラには色々なものがある。
哀しいサヨナラもあろうし、
ときにはありがたくて
せいせいするサヨナラもあろう。
盛大な送別の宴にて
賑やかなサヨナラする者もあれば、
誰に見送られることもなく
一人でサヨナラする者もある。

長いサヨナラがあり、
短いサヨナラがある。
いったんサヨナラした者が、
照れくさそうにひょっこり
帰ってくるのはよくあることだ。
そうかと思えば、
短いサヨナラのように見せかけて、
なかなか帰ってこぬ者もある。
そして、二度と戻ってこない、
生涯にただ一度の本当のサヨナラもある。

有頂天家族の世界は突然キャラクターが旅に出てしまうことも結構あります

 

この世に生きていればあらゆる「サヨナラ」を経験しますが、この言葉を胸に秘めていればどんな「サヨナラ」もちゃんと受け入れられます!

 

良いですね!有頂天家族!!

 

ではでは!!